展覧会のご案内
村瀬治兵衛 漆の仕事
-伝統と未来-
- 会期
- 2023年10月12日(木) 〜 2023年10月22日(日)
11:00 - 19:00 最終日は17:00まで
セイコーハウス6階
セイコーハウスホール
江戸期から脈々と続く木地師としては七代目、そして
若き日には彫刻家を目指していたという村瀬さん。今でも作品制作の第一歩はデッサンから始め、木地作りから塗りにいたるまでの漆芸に求められる全行程を自ら手掛けています。
まるで木の秘められた内なる声に導かれるかのように、一木を
村瀬さんの感性を具現化したアートピースの数々は、国内のみならずニューヨークのメトロポリタン美術館やロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館に収蔵されるなど海外でも高い評価を得ています。
和光では3年ぶりとなる今展では、お茶道具の既成概念にとらわれない斬新な造形と独自の色彩が印象的な水指や手桶、茶器、花器を中心に、人気の高い「沢栗」のシリーズの盆、椀、皿など100余点が一堂に会します。
漆芸の伝統の技を受け継ぎながら、その未来をも感じさせる珠玉の作品の数々をご高覧ください。
-
手前:彩漆中次(径6.7×高さ6.6㎝)
奥:彩漆面中次(径6.7×高さ6.6㎝)
-
銀彩鉈削水指(21.5×18.3×高さ19㎝)
根来薬器茶器 三ツ足(径8.2×高さ7㎝)
-
沢栗平山皿
(上:径21×高さ2.5㎝)
(下:径13.5×高さ2㎝)
-
紅溜線刻細茶器
(手前から時計回りに:径5.8×高さ8.1㎝、径5.3×高さ9.7㎝、径5.6×高さ9.2㎝、径5.4×高さ9.3㎝、径5.6×高さ10.1㎝)