アーツアンドカルチャーでは3月27日(木)から浜野まゆみ氏による個展を開催します。
浜野氏は佐賀県に拠点を置く陶芸作家です。 伊万里をこよなく愛し、1650年代頃の古伊万里を手本に、陶土や焼成、絵付けなどの研究を重ね、現代では途絶えていた「糸切成形」を復元させました。
「糸切成形」とは、糸で粘土板を切り出し、型に当てる技法のこと。 器全体が薄く軽やかであることや、器に合わせた形の付け高台が特徴とされています。
「技術を辿りつつ、その続きの器をつくれたら」と語る浜野氏は、美術大学で学んだ日本画の技術を生かした絵付けで、古の器に新しい風を送り込んでいます。
本展では、古伊万里の伝統技法を用いた染付や色絵、陽刻、白磁のうつわをはじめ、一点ものの茶碗から日常使いの小鉢、酒器、皿まで幅広くご紹介します。
◎ご好評につき、完売いたしました。 ご了承いただきますようお願い申し上げます。