2025.3.1

真珠織と彫刻家具と本

イベント

@本店地階 アーツアンドカルチャー 中央舞台
2025227()319()

アーツアンドカルチャーでは227()から特別企画真珠織と彫刻家具と本を開催します

使用していくと結びに艶が生まれ真珠の粒のように輝きを纏うイランのアゼルバイジャン地方モガン高原で生活を営むシャーサヴァン族が織っていた真珠織は技法が途絶えて長らく“幻の織”とされていました
 
今回の催しではミーリー工房とソレマニエフィニィ工房による長年の研究と指導の末に120年の時を経て蘇った真珠織と彫刻家西村浩幸氏による彫刻家具そしてブックディレクター幅允孝氏がセレクトした書籍が一堂に会します
 
彫刻家具は西村氏をはじめ複数の木彫作家が制作監修する“使える彫刻”天然木から彫り出された本棚やスツールはその生命力溢れるフォルムで欧米でも人気を博しています
 
あわせて展示空間にはイランやペルシャ絨毯また木や彫刻に関するおよそ40冊の書物が並びます
 
真珠織と彫刻家具と本自然素材と職人の優れた技術に思いを馳せながらゆったりとした時間をお楽しみください

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西村浩幸 / 1960年大阪生まれ木彫作家が制作監修する象鯨彫刻家具を立ち上げ材料は関東エリアの伐採樹木や倒木を様々な関連事業者から貰い受けて制作歪みや割れ曲がり節だった原木からチェーンソーで切り出される作品は荒々しく重厚であり且つ繊細で軽快な趣もあります自然と作家の競作によって生まれる彫刻家具は唯一無二の家具であり作品です使うほどに艶も増し丸みを帯びた汚れや割れも表情となります使い手による変化も受け止める彫刻家具です
 
幅允孝 / 有限会社BACH代表ブックディレクター人と本の距離を縮めるため公共図書館を中心に病院や学校ホテル企業ライブラリーの制作をしている代表的な仕事としてこども本の森 中之島のディレクションや神奈川県立図書館再整備監修など近年は本をリソースにした企画編集展覧会のキュレーションなども手掛け活動は多岐にわたる京都鈍行/喫茶芳主宰