「蜻」

「蜻」

長月初旬は、処暑末候の禾乃登(こくものすなわちみのる)の時期。実り豊かな稲穂に舞う秋茜(アキアカネ)を、黄金色の紙とエアサーキュレーターで上昇・下降させる赤い竹とんぼで表現しました。

蜻蛉(とんぼ)は吉祥紋様で、不退転の決意、勝利と成功、生命力と再生、そして美しさと優雅さを象徴しています。また、蜻蛉は億年以上前から存在する非常に古い昆虫で、多くの文化や伝統において特別な意味を持っています。和光本店地階フロアの唐紙のモチーフの一つにも、蜻蛉の化石が取り入れられています。

黄金と赤をキーカラーにしたバッグをセレクトし、一足早い秋の訪れを告げるディスプレイに仕上げました。

場所:本店中央ショーウインドウ
アートディレクター:武蔵 淳(和光)