「白」

和光 本店地階アーツアンドカルチャーのオープンを記念し、中央ショーウィンドウは、美術家であり、自然布の蒐集家・研究家として知られる吉田真一郎さんによる、自身が蒐集し続けている古代の白い麻布を用いたインスタレーションです。日本では、古来より白は清浄で潔白、穢れを払うとされており、麻の白さが神事に供用されてきました。和光はこの白を光の色と捉え、数百年の時を経た多様な白の表現で銀座を照らし、新たな「時の舞台」の幕開けを祝います。
吉田真一郎
1948年、京都府生まれ。美術家、近世麻布研究所所長。2012年、国立民族学博物館「布と人間の人類学的研究」にて研究発表。美術家としては、佐賀町エキジビット・スペース(1987)、山口情報芸術センター[YCAM]「布のデミウルゴス」展(2017)、HOSOO GALLERY「白の気配」展(2021)にて作品を公開。2018年には、麻布の蒐集と研究が評価され、第6回水木十五堂賞を受賞。
2024年7月18日 〜 2024年8月21日
場所:本店中央ショーウインドウ
アートディレクター:武蔵 淳(和光)/中野勇介